元来、倫理規範は、個人や集団組織の自主的・主体的な自覚と合意によっているし、したがって経営倫理学的なアプローチも、警察力や罰則によって取り締まるという外的強制力に頼る秩序づくりではなく、あくまでも成熟した個人や社会における強制によらない自発と自律による秩序づくりを前提としている。仮に法によって縛ったとしても、必ずといってよいほど抜け道ができ、また抜け道をつくらせないための取り締まりの強化には時間と費用が多大にかかることを思えば、法と倫理は相補的関係にあると言えよう。
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