2018年10月~12月 企業不祥事などのコンプライアンス動向

企業不祥事などのコンプライアンス動向

今号は天皇生前退位を2019年5月に控えた平成最後の年末までの3カ月間の不祥事をリストアップした。突発したビッグニュースとして、わが国というよりも世界でも有数な自動車メーカー日産自動車の経営再建の“救世主”でもあり経営トップ、カルロス・ゴーン代表取締役会長によるスキャンダラスな逮捕劇が連日のようにメディアで報じられたことが挙げられる。仏ルノー社のトップでもある同氏の容疑は、自らの約100億円という役員報酬を過小に申告した疑いと、私的な投資による損失の日産に付け替えや住宅購入などにあてたという容疑で、勾留が越年する異例の事態となった。

また、地震の免震制震装置の油圧機メーカーKYBによる18年にも及ぶ性能検査記録データの改ざんが明らかとなり、あらためて大企業のコンプライアンスのもろさ、危うさが浮き彫りにされた。