経営倫理学会、中国文化大が共催
「経営倫理とCSRに関する日台国際コンファレンス」が、3月26日オンライン(Teams)で開かれた。政治経済を中心とした日台間の取組みは、最近、特に注目されているが、今回は経営倫理・CSRをテーマに日台のアカデミックな知的交流が実現したことに関心が集まっている。
ロレアル台湾総裁の特別講演も
日本経営倫理学会と中国文化大学商学部・大学院商学研究科の共催。
日本からの参加は、同学会員はじめ日本経営倫理士協会、経営倫理実践研究センターの関係者らが参加した。日本からはオンライン参加、会場は中国文化大学(台北市大安區)。
英語、日本語(中国語翻訳)で行われた。開催案内では先着80名だったが、当日参加は倍近くになり、本テーマへの関心の高さをうかがわせた。
当日は中国文化大学校長・徐興慶氏、日本経営倫理学会会長・潜道文子氏らが開会挨拶。引き続き午前と午後の2部制で論文発表があった。今回は「ロレアル台湾におけるCSRとサステナブル経営」のテーマでロレアル台湾総裁・陳敏慧氏の特別講演が注目された。

学術研究から実践へアプローチ
日台ともに学会や高等教育の場では、経営倫理、CSR、ガバナンス等のテーマへの取組みが進んでいる。一方、ビジネス社会では、公私を問わず多様な非経営倫理的な事案も発生している。
アカデミックな研究・調査活動を、実務・実践的なステージへどのようにアプローチしていくかが大きな課題となっている。
最後に、日本経営倫理学会・国際交流委員長の葉山彩蘭氏らが閉会の挨拶をした。